ふと気がつくと、1月も半ば。
年賀をいただいた方にも返事を出せないまま、日々が過ぎていきます。
メールの返信も滞りがちなまま。
無礼をなにとぞ、お赦しくださいませ。
なんというか、あいかわらず目や首、腰が調子悪く、
なるべく「情報遮断」をしているのですが、
たまにそれを解除すると、滝のように情報が流れてきて、めまいがします。
you tubeなどのおかげで、質のよい情報にもアクセスしやすくなったわけですが、
きっと以前なら、週に1回とか月に1回くらいしか見なかったような濃い番組や作品を、
たてつづけにみてしまって、結局味わえなくなることって多いんじゃないかと思います。
やっぱり、予感や余韻を大切にしたい。
珠玉の作品をみたのに、そのあと、
別のもの(たとえそれも珠玉の作品であっても)をみてしまって、
印象を濁らせたくないというか・・・。
滲むくらいなら、いいんですけどね。
というか、滲むのはいいですね。
ところで、2017年9月に出た、
川上未映子さん編集の早稲田文学 増刊女性号(通刊1026号)、
ようやくぽつぽつと読んでます。
とても充実しています。
こういうのをつくってくださって、ありがとう!
中でも気に入ったのは、古谷田奈月さんの「無限の玄」の文章。
さらっとして簡潔。その連続によって、的確に登場人物や、
その関係や、まわりの風景や、雰囲気やらが描写されていきます。
無駄なものがほとんどない。理系っぽいのかな。
ただ小説って難しいですね。完結しないといけない。まとめないといけない。
そうすると物語の提示する世界に閉じ込められてしまう感じがします。(私だけかな?)
かといって、いろんな終わりがある小説というのも、未練たらしいし。
とにかく、ずっと読んでいたいと思わせる文章と物語展開でした。
私の方は、いくつか書いたけど、まだ発行前なので、次の時にアップデートします。
朝日新聞の取材を受け、1月3日の1面及び3面の河原理子さんの署名記事に引用されました。日本でのトラウマの歴史を追った、とてもよい記事です。
(引用部分は3面。でも三面記事ではありません。笑。)
ぜひ、読んでみてください。
では、暖かくして、美味しいものを食べて、冬を乗り切りましょう!