最近、詩集が届きました。 丸田麻保子さんの『あかるい時間に』。 言葉が深く、届いていきます。 喪失と僥倖。躊躇と逡巡。そういったことをめぐる、言葉にならないような時間と空間に。 たとえば、 「そのあとわたしたちは、 たがいの腕を洗い、時計を交換した。」（「時計」より） 「こごえるような藍色 ノ空ノ下 行列は、 くるわせないように...
台風一過。 おとといは雨がざあざあ、夜中は風がびゅうびゅうしてましたが、 眠って起きたら、昨日は晴れやかな青空。 すべてのものが流れ落ち、 空気が透明で、日差しがまぶしかったです。 これから本格的な秋が始まりますね。 大学も、秋冬学期のゼミや講義が今週から始まります。 最近は、 島尾ミホについての http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309025926/ とか...
五月。緑鮮やかで、さわやかな季節ですね。 最近出張して、帰りの予定が遅れ、予約を取り直したらほぼ満席で、３人並びの真ん中のB席しかありませんでした。 なんで、B席ってあんなにつらいんでしょう。 両側の席の人に気を使い、下車する時には、肩がこりこりになってしまっていて大変。...
２月。如月。 寒さは厳しいのだけれど、けっこう好きな季節です。 もうこれ以上寒くならないと思えるというか、 いえ、もっと冷え込むことはあっても、 その後にくる春が、間近に、確実に、感じられるからかもしれません。 それにしても。 「もうすぐ聞こえるから 黙っておいて。」 三角みづ紀。詩集『舵を弾く』より。 なんという的確な表現。...